顎関節症は、一つのことが原因ではなく、複数の要因が絡むことによって発症すると考えられています。
たとえば、元々かみ合わせが悪い状態のところに大きなストレスがかかった、顎関節の構造に小さな異常があるところに、頬杖などの癖が日常化してしまうことで負担が大きくなってしまった、などです。日常生活の癖によっては、顎関節にとって負担を強いるものがあります。例えば、歯ぎしり・食いしばり、うつぶせ寝、頬杖、猫背、硬いものばかりを食べるなどです。顎に異変を感じたら、まずはこれらの癖を無意識のうちに行っていないか振り返り、改善に努めましょう。顎関節症は、悪化すると外科手術による治療が必要になります。症状が軽いうちに、治療に取り組みましょう。